移住者インタビュー
2021年に高知市から四万十町米奥に移住して、自然木工房「MOKUMOKU」を営んでいる土居さん。四万十町での暮らしと、大切にされている作品づくりへの想いを伺いました。
土居 聡さん
四万十町との出会い
四万十川流域最古のものである “一斗俵沈下橋” からすぐのところに、土居さんの工房兼ギャラリーがあります。移住のきっかけは、県内で物件を探していた際に、四万十町の空き家情報でこの物件に出会ったこと。「自然に囲まれ、鳥のさえずりや子供たちが遊ぶ声に癒されながら、作業音などにも気を遣わず作業できる環境がとても気に入っている」と話す土居さん。
人とお話しすることが大好きで、近所の商店で井戸端会議をして息抜きしたり、工房の軒先を開放した作業場では、通りかかった地域の子供たちやお年寄りの方々との会話を作業の合間に楽しみながら、四万十町での暮らしを心から楽しんでいるそう。そんな明るい土居さんの存在によって、地域に更なる活気が生まれたように感じる。
思いやりの文化
普段ご近所の方から野菜などのお裾分けをいただくことも多く、そのお礼にお気に入りのお菓子などをお返しするそう。そんな何気ない日常のやり取りが嬉しく、「相手を喜ばせたい」という思いやりの連鎖が、土居さんの作品作りにも反映されています。
四万十町の好きなところ
やっぱりお米が美味しい。あと一番のお気に入りは、宮内商店の “米粉ローネ”!作品を宅配で配送するときは、この米粉ローネを必ず添えるんですと嬉しそうに話す土居さん。四万十町での一押しスポットは “松葉川温泉” で、身体の疲れを癒しによく行かれるそうです。
大切にしていること
四万十町でMOKUMOKUを営むようになるまでに、車のディーラーや電車の運転手として働いてきました。今とは全く異なる業種だが、その時に培った営業力や事務作業、コミュニケーション能力といった様々な経験値があるからこそ、今こうして作品づくりを生業にすることができているし、今の自分があると話す土居さん。
毎週末は高知市内で出店しており、お客さんとのコミュニケーションや出会いの場を何より大切にしている。我が子のように想いを込めてつくった作品を、嬉しそうに持って帰る背中を見ることが何より嬉しい!
そう優しく笑って話す土居さんの横顔は、今まで出会った人ひとりひとりを想っているようでした。
▼自然木工房MOKUMOKU
https://www.instagram.com/doichan3104/
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