「高知で何をしたい?」未経験から経理、そして経営企画へ。Iターンで広がったキャリア

掲載日:2026.10.16

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田原さん

就職先

高知トヨタ株式会社 総合営業部 経営企画課 経営企画グループ

転職時の年齢

29歳

Iターン(東京→高知) キャンプや旅行で訪れた高知へ移住

地域の移動と暮らしを支える「高知トヨタ」

 高知トヨタ株式会社(以下、高知トヨタ)は、2026年4月に県内3社が統合して誕生しました。車の販売や整備にとどまらず、地域の移動と暮らしを支える「モビリティライフ総合サービス企業」として事業を展開しています。

 今回は、東京都から高知県へIターンし、未経験から経理職に挑戦した後、新設された経営企画グループで地域課題の解決に取り組む田原結恵さんに、移住や転職、高知での暮らしについて伺いました。

「高知で暮らす」を家族で具体化したIターン

 大阪府で生まれ、兵庫県で育った田原さんは、移住前、家族と東京都調布市で暮らしていました。高知にはキャンプや旅行で何度も訪れていましたが、移住を考えるきっかけとなったのは、ご主人のひと言でした。

「高知は「課題先進県」だから、ビジネスの視点で見ても面白いのではないか。」

 自然や食の魅力を知っていたことに加え、東京での働き方や暮らしを見直す中で、「高知で暮らす」という選択肢が少しずつ現実的になっていきました。
家族で移住するには、思いだけでなく具体的な検討が必要です。家計の収支や資産形成、子どもの教育、習い事、日常的に利用する店舗などを一つずつ書き出し、メリットとデメリットを整理しながら家族で話し合いました。

「移住後の生活を具体的に整理し、「高知でも十分に暮らしていける」と家族で納得したうえで決断しました。」

高知求人ネットとの出会いが、未経験の経理職への道を開く

 田原さんは、観光バスの添乗員や保険会社の営業など、人と直接関わる仕事を経験してきました。一方、独学で日商簿記2級を取得したことをきっかけに、移住を機に未経験から経理職に挑戦したいと考えるようになりました。

 当初は大手求人サイトで仕事を探していましたが、希望する求人をなかなか見つけられませんでした。そんな時に高知市の相談窓口を通じて高知県UIターンサポートセンターを知り、転職活動を本格化させました。

 ちょうど開催中だった『オンライン就職転職フェア』に参加し、オンラインで3社の説明を受け、そのうち2社については高知で面接を受けました。2022年9月にトヨタカローラ高知株式会社から内定を得て、2023年1月に入社。就職活動を始めてから内定までは約3か月でした。

「相談できる場所があり、自分の希望するスケジュールで進められたことが、移住と転職への安心につながりました。」

未経験から経理へ。そして新設の経営企画グループへ

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 入社後は経理課で約2年半、実務経験を積みました。会社独自の規定や判断基準を学びながら業務の幅を広げ、産休・育休を経て復職。その後、2026年4月の3社統合に伴い、新設された経営企画グループへ配属されました。

 統合前には「行動指針・行動例集策定プロジェクト」に参加し、全社会でメンバーを代表して締めくくりの発表も担当しました。異なる経験や価値観を持つ社員が集まるからこそ、多様な視点を認め合い、活かし合うことが、新しい組織文化の形成につながると感じたそうです。

 現在は、地域課題を起点に、人や企業、行政、大学、地域をつなぐ仕組みづくりに取り組んでいます。高齢化や移動、認知症、買い物、孤立などの課題に対し、「移動」と「暮らし」の視点から、車を販売する会社だからこそできることを模索しています。

「地域の方々と対話しながら、高知にある人や経験、企業、場所をつなぎ直し、新しい地域の可能性を形にしていきたいと考えています。」

仕事の幅を広げながら、自分だからできる役割を探す

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 経営企画の仕事は抽象的な部分もありますが、その分、自分で具体化していく余地があります。民間企業や自治体、大学など、社外の関係者との接点をつくり、対話を重ねながら取り組みを進めています。
 社内からは、「これまで会社になかった感覚や知識を持つ田原さんが関わることで、どのような変化が生まれるのか楽しみにしている」と声をかけられることもあるといいます。

「周囲の言葉に背中を押してもらいながら、自分の経験をどのように会社や地域へ生かせるのか、これからも模索していきたいです。」

仕事と生活の両面で実感した、高知で暮らす魅力

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 高知への移住により、通勤時間は約15分に短縮されました。生活費全体は大きく変わらないと感じる一方、質の良い食材を手頃な価格で購入できるスーパーマーケットは、高知での暮らしの大きな魅力だといいます。

 子育てや福祉の面では、必要なときに相談先や支援につながりやすいことに安心を感じています。制度があるだけでなく、行政や福祉サービスとの距離が近く、顔の見える関係の中で相談できることが、高知で暮らす中での心強さとなっています。
自然との距離の近さも魅力の一つです。夏には気軽に川へ出かけられるなど、東京で暮らしていた頃には想像できなかった日常があります。

「観光だけでは見えにくい、仕事や通勤、買い物、子育てといった日々の暮らしに、高知の良さがあると感じています。」

移住前に知っておきたい、地域との関係づくり

 高知で仕事をする中では、目的や成果だけでなく、人との関係やこれまでの経緯を大切にしながら進める場面が多いと感じているそうです。都市部で身につけた仕事の進め方をそのまま当てはめるのではなく、地域の方々との関係を築きながら進め方を考えることが重要だと話します。

 一方で、仕事だけでなく、家族との時間や地域での暮らしを大切にしたい人にとっては、魅力的な環境でもあります。田原さんの家庭でも、夫婦で家事や育児を分担しながら生活しています。

これからUIターンを考える方へ

 移住後、子育てや地域との関わりを重ねる中で、田原さんは高知を観光地としてではなく、一人の生活者として見るようになりました。高知は、人と人、そして自治体との距離が近く、新しい挑戦や思いを受け止めてもらえる地域だと感じています。

「皆さんは、高知に何を求めますか。まずは現在の状況や、これから実現したい暮らし・働き方を整理し、高知でどのような生活ができるのか、具体的に情報を集めてみてほしいです。」

 暮らす場所が変わることで地域の見え方が変わり、自分自身の役割も変わる。田原さんは、高知にはそのような可能性が広がっていると感じています。

高知での転職・移住のご相談は、高知求人ネットへ

「高知で働きたい」と思っても、希望する仕事が高知にあるのか、未経験でも応募できるのか、どこから探せばいいのか――。
県外からの転職・移住では、求人情報を見ているだけでは分からないことも少なくありません。
高知求人ネットでは、U・Iターン専門のコンシェルジュが、仕事探しだけでなく、高知での暮らしも含めてご相談をお受けしています。

 田原さんのように、「希望する仕事の求人が見つからない」「未経験から別の仕事に挑戦したい」「移住と転職をどう進めればいいか分からない」という段階からのご相談も可能です。
たとえば、

  • 求人票には掲載されていない、高知の企業や求人情報
  • 未経験・年齢・これまでの経験などを踏まえた仕事探し
  • 高知での転職活動の進め方や、企業と出会う機会のご案内
  • 仕事だけでなく、住まいや暮らしも含めたU・Iターン相談

など、一人ひとりの状況に合わせてサポートします。

「まだ転職を決めていない」「どんな仕事が向いているか分からない」という段階でも大丈夫です。
高知で働くこと、暮らすことを考え始めたら、まずは高知求人ネットにご相談ください。

インタビューに登場した企業情報

高知市

商社・流通・小売

企業名
高知トヨタ株式会社
所在地
〒781-0083
高知市北御座3番39号
事業概要
2026年、県内3社の統合により設立。車の販売・整備を通じて、高知県に暮らす人々の移動を支えるモビリティライフ総合サービス企業。
会社の画像
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