多様な働き方

【幡多地域】魚の養殖業・卸売業の『おさかなクラブ』で共同経営・開発・弟子入り希望者募集!◇異業種・大学・飲食業からの参入も大歓迎!

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第一次産業関連事業に新たなビジネスを考える志し高い方必見!
【幡多地域】魚の養殖業・卸売業の『おさかなクラブ』で共同経営・開発・弟子入り希望者募集!◇異業種・大学・飲食業からの参入も大歓迎!

 ひとことで言うとこんな仕事 

・魚の養殖業・卸売業『おさかなクラブ』で養殖スタッフ、共同経営者、継業者募集!
・水深30m!赤潮や台風の被害なし!希少価値の高い漁港で養殖業を営む!
・膨大な資源を活かして、養殖技術・センス・経営ノウハウのすべてを学べる!
・水産業を通じて、製造・物流・貿易・新規事業開発に挑戦しませんか?!
 (1)水産養殖・新漁法開発!(真鯛、シマアジなど)
 (2)新規養殖可能魚種開発!(エビ、カニ、青のり、ミドリムシなど)
 (3)飼料開発!(廃棄食糧、昆虫タンパク質などの活用)

佐々倉水産

ミッション

 地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!

 
 1966年創業の『おさかなクラブ(旧:佐々倉水産)』。魚の養殖はもちろん、海老の養殖や魚の人工ふ化、食品加工、流通改革、海外貿易、大学研究員との共同研究・開発など…、水産業に関わる新規事業は全部やってきた。そう語るのは3代目の佐々倉 與夫さん。最盛期にはスタッフ20人で6億を売り上げるなど、独自の経営戦略で養殖業に留まらない活躍をみせ、地元の産業を守ってこられました。
 しかしながら、深刻な人口減により地元の養殖事業者は「おさかなクラブ」のみに。夫婦で続けるには体力的に厳しくなってきたことから、一緒に養殖場を運営してくれる方、いつかは海に関わる仕事で起業・独立をしたい方、または、パートナー企業を、全国から募集することにしました。

 幡多地域を拠点に活躍したい若くて意欲のある方に、これまでの知識や経験、豊富な資源を託したいと願っています。ご応募をお待ちしております!

・事業内容: 卸売業、養殖業  
・引継場所: 高知県宿毛市高砂20-10「おさかなクラブ」(旧:佐々倉水産)
・引継条件: 相談の上決定いたします
・引継詳細: 作業船、養殖資機材一式(生簀、網等含む)、養殖技術、取引先、養殖事業者との繋がり など

求める人物像

・幡多地域へのUターン・Iターンを検討している方
・海の街で養殖業を営みながら理想の暮らしを実現したい方
・地方創生に強い関心がある方、地域・人・自然との繋がりを楽しめる方
・海が好きな方、いつかは海に関わる仕事で起業・独立を目指したい方
・自然を通じた新規ビジネスのパートナーをお探しの経営者・事業者様
・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方、革新的なアイデアをお持ちの方

佐々倉水産

継業への取り組みについて

「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」
「高齢になってしまって事業継続が難しい」

 地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こうした理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。

 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。 

 「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。

とさ別館

ここがポイント!

■水産業で敏腕経営者を目指す!
 日々の作業としては、毎日決まった時間にエサを与え、生簀などの施設点検や、魚が健康で美味しく育つための環境維持などがありますが、当然それだけではありません。 これから高く売れるだろう魚と適正数を読み解き、出来るだけ飼料や設備コストをかけず美味しく育てるための研究を重ね、注文に合わせて出荷する。自然や生き物を相手にする分、直感やセンスが求められ、なおかつ製造・流通・経営のすべてをこなせなければなりません。そんな“オールラウンダー”の経営者を目指して、佐々倉さんに弟子入りしませんか!?きっと養殖業の概念が変わります!

■宝の山!資源・ノウハウ・確かな技術と信頼がある!
 3代続く「おさかなクラブ」では、海老の養殖や魚の人工ふ化、食品加工、流通改革、海外貿易、大学研究員との共同研究・開発など…、養殖と関わる新規事業は全部やってきたという自負があります。それらを行うための機材設備はもちろん、技術、ノウハウ、人脈、信頼のすべてが、ここに蓄積されています。「地域と地域住民と共に成功する企業でありたい」と願う佐々倉さんの志しに共感し、これらの資源を活かしてくれる方に出会いたいと願っています。

■大学教授レベル!数学と物理で見る“養殖業”を学べる!
ロープの結び方はなぜこうでないといけないのか、網の作りはピタゴラスの定理から。養殖技術に留まらない幅広い知識と経験を惜しみなく提供して下さる佐々倉さんだから、かつての教え子はみな優秀な管理者となって独立されたそうです。佐々倉さんと共に、地域の産業を守り、さらなる可能性を求めて事業拡大を目指してくれるパートナーを求めています!

佐々倉水産

代表の 佐々倉 與夫さん へのインタビュー

— この港の特徴を教えてください。

 ここは港がえい。水深が30メートルもあって、西向きで、周りは山で囲われ、台風や赤潮の被害もない。意外と日本でもここまで水深がある港は少ない。水温も最低16℃(高い時は30℃越え)だから、ものすごく希少価値がある港なんです。

— 漁港って思ってたより静かですね(笑)

  昔は、27~28の事業体がここで盛んに養殖をやっていましたが、今では地元の養殖事業者は私一人です。大月町全体でみても柏島にもう1社あるだけで、あとはみんな県外。

— ぇえっ!?この生簀を全部ひとりで!?

 はい。日々の仕事としては、朝餌をあげて状態をチェックしたら終わりなので(笑)。 出荷作業があるときだけ、仲間を集めて作業をしてもらいます。最近はバイトしてくれる人を見つけるのも大変なので、奥さんにも手伝ってもらいます。船を操縦したり、魚を数えたり、クレーンのオペレータをしたり。

— 誰でもできるものですか?

 うちの奥さんが手伝えるくらいの作業もありますが、体力もいるし、センスも試されるので、2~3年続けられる強い意志があるかどうかですよね(笑)。養殖をやりたい個人の方なら、まずは修行として作業を手伝ってもらいながら、必要な知識やノウハウをゼロから教えますよ。
 それとは別に、スポンサー企業も必要です。養殖は出荷できるようになるまで、運転資金がいります。
 一緒にやれる仲間さえ集まれば、ある程度なんでもできるくらいの設備やノウハウはあります。

佐々倉水産 

— 今は何を育ててるんですか?

 今はイサギ、真鯛、シマアジ。生簀1枠に10,000匹くらい。一人で全14枠を世話してます。 この生簀を最初から準備しようと思ったら1枠500万(中身を含め)はします。そこにある大量の網だけでも数億円分はある。手直しすれば全部使えるので本当にもったいないんです。

— これから養殖業がチャンス?

 日本で養殖業が始まって以来、作れば売れる景気のいい時期もあって、生産者も右肩上がりに増えました。ところがある時を境に消費量が減少し、魚価は低迷。昨年は飼料の急騰もあって、生産者が急激に減りました。ですが、養殖業は必要ですし、生産者が減ってしまった今だからこそ、逆に希少価値は出てくるように思います。

— 生産すればするほど売れるということ?

 これからはそうなっていきますね。魚が必要な買い手と生産者が交渉の上で、生産コスト、生産数、販売価格が確定される。この物流が守られることにより、双方にとって安定したビジネスが保たれるんです。かつてのように毎回安い生産者を探して仕入れていた買い手は、必要数が確保できなくなり減っていくと思います。今は生産者が生産量を増やそうにも“人が足らない”という状況。ウチではやる気があれば、魚の人工ふ化からでもできますよ。

佐々倉水産 


— 年間売上はどのくらい?

 1人当たり3,000万(年間)を売上げれば利益にはなるけど、それだとリスクが大きいばかりで面白くない。なので僕は、3人で1億、5人で3億、10人で5億、20人で10億を目指していました。
 最高で20人で6億を売上げましたが、そのくらいの規模になると年がら年中、日本中から仕入れをしていないといけなかった。毎日大量に出荷するので、種苗が高いとかなんて問題じゃなく、中間業者からでもなんでも、とにかく買って安定出荷を維持しなければいけなかったです。毎朝運送トラックが十数台、前で待っていましたからね。


— どんな方に来てほしいです?

 養殖業を学ぶにしても、共同事業者として新規事業の展開を目指すにしても、全員が“経営者”として取り組まなければ、成功は難しいと思っています。経営能力やセンスがある方なら、あっという間にここを大きくすることはできますよ。
 この町の大切な産業としてここを残していきたいので、手を挙げて頂ける方があれば、何をやりたいかを伺いながら、一緒に取り組んでいきたいと思っています。
 まあ、難しいことはさておき、海や生き物が好きで、自然の中で水産研究や事業をすることを楽しめる方に来てほしいですね(笑)。

佐々倉水産

応募方法・問合せ先

佐々倉水産

ご相談・応募について

まずは、電話又はメールで「高知家で暮らすで募集情報を見た」旨、ご連絡下さい。

応募申込み・引継ぎ内容のお問い合わせ
高知県事業承継・引継ぎ支援センター

〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-32こうち勤労センター4階
担当: 野﨑(のざき)、原(はら)あて
TEL: 088-802-6002
サイト: http://www.cciweb.or.jp/kochi/syoukei-hikitsugi/
※後継者人材バンクへのご登録はホームページから。

◆居住に関するご相談
宿毛市役所

〒788-0016 高知県宿毛市希望ヶ丘1番地
担当: 企画課移住定住推進室
TEL: 0880-62-1256

◆宿毛市・地域のご相談
宿毛商工会議所

〒788-0000 高知県宿毛市宿毛1748番3
TEL: 0880-63-3123

※この記事は、2023年5月26日時点の情報を掲載しています。
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