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高知県内の地域おこし協力隊の働き方や暮らしに迫る、全5回のオンラインセミナー「高知で働く、最高説」。第3回を開催しました。
今回のテーマは、「地域おこし協力隊から始める『自分らしい起業』」。
ゲストには、高知県日高村の地域おこし協力隊OBで、現在は村内で住民の健康を支える整体事業を営む松島圭祐さんをお迎えしました。
さらに、奈半利町・大川村・日高村の移住担当者や現役協力隊員も登壇。それぞれのまちの特徴や地域おこし協力隊の募集について紹介したほか、地域への馴染み方や起業に向けたサポート体制など、参加者からの質問にも答えながらトークを繰り広げました。
今回のセミナーの内容をコンパクトにまとめたダイジェスト動画もありますので、ぜひ動画もチェックしてみてください。
▼ダイジェスト動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=LnQH4N2tDCY
一家で高知へ。「行きつけ移住」から自分の仕事をつくるまで
最初に登壇したのは、2023年8月に家族5人で日高村へ移住した松島圭祐さん。柔道整復師として治療歴20年のキャリアを持つ松島さんが、どのようにして日高村と出会い、地域おこし協力隊を経て起業に至ったのか、その歩みが語られました。
神奈川県で暮らしていた松島さんが日高村と出会ったのは、2020年に東京・新橋で開かれた高知県の交流イベント。そこで、当時日高村の地域おこし協力隊として活動していた小野加央里さんと出会ったことをきっかけに、日高村のオンラインイベントや「地域おこし協力隊お試しツアー」へ参加するようになります。
ツアーから神奈川の自宅へ戻ると、開口一番「ただいま。日高村に移住することにしたから」と家族に宣言。そこから移住までの1年間は、月1回・2泊3日で日高村に通い、1人1時間の施術をしながら対話する「高知県民100人体メンテナンスの旅」に取り組みました。目標を上回る151人と対話を重ねる中で、家族全員が安心して移住できる関係性を築いていきました。
2023年に日高村へ移住すると、フリーミッション型*の地域おこし協力隊として活動をスタート。1年目は人脈を広げることに注力し、2年目には柔道整復師の経験と仁淀川を掛け合わせた「水上整体」を発案。3年目は任期終了後の事業づくりに取り組み、現在の仕事へとつなげています。
松島さんのInstagram「
けすけす先生」のショート動画は現在フォロワー1.7万人超。発信を通じて、日高村での仕事の魅力を届けています。
さらに、妻もレジンアートを仕事にするなど、移住をきっかけに家族それぞれが「自分らしい仕事」を見つけています。
*フリーミッション型とは
協力隊が自ら地域の課題を見つけ、取り組むテーマや企画を考え、活動を実践します。業務内容があらかじめ決められている「ミッション型」と対比され、「起業型」と呼ばれることもあります。
松島さん
水上整体
奈半利町・大川村・日高村で見つける、地域での新しい挑戦
続いて、奈半利町・大川村・日高村が登壇。それぞれの地域の魅力や、現在募集中の地域おこし協力隊のミッションについて紹介しました。
【奈半利町】海が見える小さなまちで、一緒に働く仲間を募集
高知県東部に位置する奈半利町。海では美しいサンゴが見られ、町を流れる奈半利川は鮎釣りの名所としても知られる清流です。田んぼと山の風景もすぐそばにあり、人との距離が近いのも奈半利町ならでは。移住者を温かく迎えてくれる人のつながりも、この町で暮らす魅力の一つです。
\現在募集中のミッション/
◆提案型フリーミッション
役場が決めた業務をこなすのではなく、自分のチャレンジしたいことと町の課題を掛け合わせて、地域おこしに取り組めます。
奈半利町からのメッセージ
田舎だから仕事がないわけではありません。畑や海と向き合う仕事、観光や地域の課題に取り組む仕事など、さまざまな選択肢があります。「どんな暮らしがしたいか」から仕事を考えられるのが、奈半利町の面白さ。まずは体験ツアーなどを利用して、まちを知ってもらえたらうれしいです。
【お知らせ】
11月30日(月)まで、2泊3日の「奈半利町お仕事体験ツアー」を実施中。参加者の興味や希望に合わせて内容や行程を組み立て、仕事体験や地域の人との交流、まちの暮らしを実際に体験できます。
奈半利町・井出さん、實重さん、山脇さん
【大川村】スーパーもコンビニもない村で、ゼロから一緒につくる
高知県の最北端に位置する大川村は、離島を除いて日本で2番目に人口が少ない村(人口335人)。村内にスーパーはなく、買い物は隣の土佐町や愛媛県へ。家から見える星空や山の景色は、スマートフォンで撮影しても驚くほどきれい。「今でも新しい発見がある」と、村での暮らしの魅力が紹介されました。
\現在募集中のミッション/
◆川口地区の地域再興プロジェクト
もともと旅館として使われていた大きな家屋を活用し、ゲストハウスの開業を目指すミッションです。 ゼロからのスタートで、コンセプトもこれから決めていく段階。どんな場所にするのかを考えるところから、一緒につくっていける人を募集しています。
大川村からのメッセージ
このほかにも、移住コーディネーターや畜産業など、さまざまな分野で地域おこし協力隊を募集中です。「すぐに決めなくてもいいので、まずは一度来てみてほしい」。そんな思いから、2週間の「地域おこし協力隊インターン」や、実際に村で暮らしながら体験できる「お試し滞在住宅」も用意しています。まずは大川村で過ごし、じっくり村を知るところから始めてみてください。
【日高村】「あなたのやりたい」を起業につなげるサポートが充実
高知市までは車で約30分。日本屈指の「フルーツトマト王国」として知られ、トマトを使ったオムライスを提供する店が並ぶ「オムライス街道」は、観光スポットのひとつにもなっています。
そして、村を代表する風景が仁淀川。水質日本一に輝いたこともある“仁淀ブルー”の清流で、屋形船や川遊びも楽しめます。
また、協力隊の起業を支えるメンター制度や定期的な勉強会、面談、協力隊OGが立ち上げた地域事業者との連携など、任期中の活動を支える仕組みも紹介されました。
\現在募集中のミッション/
◆地域に根差した活動に取り組むフリーミッション
村で実現したい事業を自由に提案し、起業やなりわいづくりに挑戦するミッションです。
日高村からのメッセージ
起業経験者に直接相談できること、一人ひとりの挑戦に寄り添ったアドバイスをもらえることが、日高村ならではの強みです。「どんなことなら、自分自身がワクワクできるか」。そんなところから、一緒に考え、形にしていきましょう。
大川村・矢野さん、杉山さん
日高村・矢野さん、松島さん
クロストークの後は、参加者の皆様にもその場で検索していただける“町自慢”のコーナー。それぞれの町が誇る推しポイントが紹介されました。
大川村:「謝肉祭」
日高村:「いきつけいなか」
奈半利町:「奈半利町役場・小野課長」
みなさんも、ぜひ検索してみてください!
当日紹介されたリアルイベント
オンラインでは伝わりにくい地域の雰囲気や、現地で暮らす人のリアルな声を直接聞ける機会として、近々開催されるイベントをご紹介します。
いずれも現地の移住担当者と直接話せる貴重な機会です。入場無料・予約不要なので、お気軽に足を運んでみてください。
10月18日(日)東京開催
四国4県(徳島・香川・愛媛・高知)が一堂に集まる、年に一度の移住イベント
「四国暮らしフェア2026」※高知県が地域おこし協力隊ブースを出展