多様な働き方

【四万十市】『四万十備長炭』製造技術と備長窯の継承者を募集!

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四万十市で唯一の白炭職人を目指す!◇備長炭の隠れたニーズを掘り起こせ!多角化・6次産業化に挑戦したい方を求めています!
【四万十市】『四万十備長炭』製造技術と備長窯の継承者を募集!

特徴・PR

―――――\\ここがポイント!//―――――

◉ 町山の恵みをエネルギーに変える!四万十備長炭の製造・販売の後継者を募集です!

 若者に炭を焼く楽しみを!新たな価値感で多角化・6次産業化に挑戦しませんか?!

 四万十市に若者の働く場を増やしたい!その想いと技術・備長窯の継承者を求む!

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『事業を引き継ぐ』という働き方

 「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」「高齢になってしまって事業継続が難しい」 地域の生活を支えてきた商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。 「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第3者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。

募集内容

 四万十川河口近くの里山で生産している「まさやんの四万十備長炭」。
 炭には白炭と黒炭があり、白炭の中で樫とウバメガシを原料とするものを備長炭と呼びます。まさやんの備長炭は、原料も製造方法も高知の特産品「土佐備長炭」と同じ。 硬質でたたくととてもかん高い金属音がします。火力が安定していて無臭。燃焼時間は輸入備長炭よりも長く、燃えた後の灰もわずかと、本物の上質備長炭と言えます。
 また、備長炭には等級があります。燃焼時間の長いもの、断面が丸いもの、形の真っすぐの物ほど高級とされます。価格は扱い易さ、燃焼時間によって決まります。炉床の形状、大きさを考慮して商品を選びます。「備丸」、「備小丸」は精錬度が高く、炭化率95%以上で高級品。​長さをそろえてビニール袋に包み、丁寧に箱詰めしてお客様にお届けしています。
 高齢化に伴い、事業継続が難しくなってきたため、思い切って後継者を広く募集することにいたしました。興味をお持ちの方は、まずはお気軽にご連絡下さい。

【引継ぎ内容】
・事業内容: 備長炭の生産・販売
・引継場所: 高知県四万十市古津賀1581-1
・引継詳細: 土地建物※改装可能、機材、道具、技術、販路 
・引継条件: 相談の上決定いたします

【たとえばこんなチャレンジ!】
・備長炭の製造技術を学び、商品開発など「6次産業化」にチャレンジしたい!
・備長炭の伝統文化や魅力を探り、販路拡大やブランディングに挑戦したい!
・四万十市の伝統文化を継承し、地域の雇用拡大にも貢献したい!
・炭焼き技術を継承しながら理想とする四万十ライフを実現したい!
・備長炭の製造業をメインに複業・多業といったマルチな働き方を実現したい!
  

\求める人物像/
・『まさやんの備長炭』の炭焼き技術の伝承者・後継者・継業・事業引継ぎ
・将来、炭焼き職人として独立を希望する方
・四万十市へのUターン・Iターンを検討している方
・事業主の理念を理解し、事業を継業できる方、活用のアイディアをお持ちの方
・地域のコミュニティを大切にし、地域と連携した町おこしなどの活用にも積極的に参加できる方

おすすめポイント!

四万十市唯一の炭焼き職人がつくる『備長炭』をブランディング!
 炭焼きに情熱を燃やし、質のよい白炭にこだわってきた職人・今城さん。噂を聞きつけた都市部のうなぎ屋さんが「ウチはまさやんの炭しか使わない!」と、わざわざ直接取引を申し出るほどその質の高さは本物です!また、原料となるウバメジカは炭焼き窯の裏手に所有する山から調達!原料が潤沢にあることも、四万十市で炭焼き職人を目指すメリットになります!確かな技術を引き継ぎ、全国的にも知名度の高い「四万十」で”最高品質の備長炭”としてブランディングできれば、さらなる事業拡大も夢じゃない?!

「炭」の隠れたニーズを掘り起こす!多角化・6次産業のアイディア次第で事業拡大も!
 炭は主に、いわゆる燃料としての役割が目立ちますが、その特徴を活かした商品開発が多く進められています。例えば、除湿・脱臭炭、炊飯・飲料のろ過用、化粧品などの原料として。また、風鈴などインテリアとしても活用されています。さらには”食べれる炭”として食品やサプリメントに加工されたものもあります!ライフスタイルの変化によって、自宅でBBQを楽しむ人が増えると、炭の需要はさらに広がっていくかも?!炭の隠れたニーズと可能性を、あなたの閃きと感性で輝かせてみませんか?!


【炭焼き職人今城さんへのインタビュー】

—————— 「土佐備長炭」と「四万十備長炭」の違いはなんですか?
原料(樫・ウバメガシ)の割合も、焼き方も「土佐備長炭」と同じです。ただ「土佐備長炭」は伝統産業として歴史がありますし、窯も職人も多いです。うちも「土佐備長炭」に属してほしいと言われましたが、四万十市で作る炭なら「四万十」の名前でやりたくて。粘った結果、四万十備長炭「まさやんの炭」で商品登録できました。

—————— 炭が出来るまでの工程を教えてください。
まず、山に木を切りに行ってトラックで窯のある作業場へ運んで下ろして。これを1日に数回繰り返します。
翌日、適切な長さに切って、太い木は割って窯の中にくべます。これにまた丸1日かかります。
その翌日から、くべた生木を12~13日あぶり続けて乾燥させるんです。炭にする生木には火はつけずに、窯の中に火を焚いて扇風機で空気を入れて枯らすんです。この13日間の水分の調整が難しい。枯れた木はだめ。切って1か月以内の水分のある生木じゃないと。ヒビが入ったらいい炭にならんので。
それから煙が充満した窯の中で炭化させた後、燃えないように1000度以上で焼き上げていくんです。燻製の状態ですね。
木全体が収縮して焦げたら煙が出んなって、今度は真っ赤な火になるんです。それがじわーっと白くなってきたら窯から引っ張りだして冷ますんです。
木をくべてから全体で20日くらいかな。年中作れるけど、木の状態や梅雨の時期なんかは見極めがむずかしくなるね。煙の色や、におい、窯口の火の様子で見るんよ。

—————— ものすごい重労働ですね。。。
はい(笑)もう80を過ぎたので、体力的に難しくて今は焼いていないんです。窯はあぶらないかん、木は切りにいかないかん、帰ったらすぐくべないかん、真っ赤に焼けた炭を引っ張り出さないかん。そりゃもう大変よ。中途半端では無理よ(笑)

—————— 習得するにはどのくらい時間が必要ですか?
プロになるには5年以上はかかるね。良いものを見極める感覚を身につけないかんき。でも、ほんっとに本気でやれば若い人なら2年くらいでそれなりの形なるかもしれん。

—————— 卸し先はどういうところですか?
うちはできるだけ、直接!使う人に届けたい。間に販売店や物流を通すと2割は高くなるからね。それよりは、四万十備長炭の良さを知って、使ってくれている人に!直接電話で受注して、良いものだけを選りすぐって箱詰めして、運賃もこっち持ちで送るんです。その方が使う人が喜んでくれるから。東京渋谷のうなぎ屋さんなんかにも送ってます。最近も、どこからか噂を聞きつけて「今度京都でお店を出すから、そこで炭を使わせて欲しい!四万十の炭やないとだめだから」と電話がありました。都会の人は、「土佐備長炭」より「四万十備長炭」と言った方が喜ぶ(笑)「四万十」は全国的にもネームブランドがあるんやろうね。不思議(笑)
とにかくうちは「良いものを・必要としてくれる人に・出来るだけ安く届けたい!」という想いでやってます。

—————— 今城さんが思う『炭焼きの魅力』とはなんですか?
やっぱり何度やっても、まっすぐぴんとした立派な炭が出来たときは気持ちがえいわね。
ぐしゃっと折れてしまった炭では気持ち悪い(笑)

—————— どんな方に引き継いて欲しいですか?
ほんとに、本気で、炭焼きになりたい人に来てほしいです。
覚悟がある人には、命ある限りその技術を伝えたいし、そういう人になら窯を譲ってもいいと思っている。炭焼きの楽しさを知って、「四万十備長炭」をこの地に残していってほしいです。

応募方法・問合せ先

まずは、お電話で「高知家で暮らすサイトの募集情報を見た」旨、ご連絡下さい。

◆応募申込み・引継ぎ内容等のお問合せ
高知県事業承継・引継ぎ支援センター 
〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-32こうち勤労センター4階
担当: 野﨑(のざき)あて
TEL: 088-802-6002
※後継者人材バンクへのご登録はホームページからご利用いただけます。

◆居住提案・地域のご相談
中村商工会議所 
〒787-0029 高知県四万十市中村小姓町46
担当: 経営指導員 熊岡(くまおか) あて 
TEL: 0880-34-4333

※この記事は、2021年3月10日時点の募集情報です。
お問合せ頂いた際には募集を終了している場合があります。予めご了承ください。
hikitugi


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