———— 「もみほぐし」をお仕事にしたきっかけは。 当時「身につけてしまえば、自分の身ひとつでできる」ことに惹かれて30代前半でお店に入り、手技を学びました。やり始めると、「もっと学んでいろんなアプローチができるようになりたい」と思うようになり、何店舗かで働きながら技術を身につけたり、タイに赴いてタイ式マッサージの現地の国家資格も取得。一つの場所に留まることができない性分もありますが。(笑)
———— 今のお店を始めるまでは転々とされていた? 高知市内でも何店舗か働いたり、チャレンジショップでお店をしたこともありました。スキーがマイブームだった時には、長野の宿に片っ端から電話をかけて営業をして、向こうで期間限定で営業させていただいたことも。身体ひとつで動けることのメリットではありますね。
———— すごい行動力!そんな山口さんにとってお仕事の楽しさとは? やっぱり「ここにアプローチしたら不調が改善されるんじゃないかな?」と思ってやった施術がピタッとあっていて、「身体が楽になった!」とお客様が喜んでくれたときが一番嬉しいです。
———— 施術中に大事にしていること、気をつけていることはありますか? その時その時のお客様の不調やご要望に応じて柔軟に技術を組み合わせるようにしていますね。またお客様の中には、「今日はのんびりしたい」「寝たい」という方と、「おしゃべりしてリフレッシュしたい」という方。両方いらっしゃいます。最初の10分くらいで、「今日はどっちの気分かな?」と気にするようにして、しっかりお客様にリラックスしていただく時間になるようにと心がけています。