移住者インタビュー

「高知でも大きな夢を叶えられる」
高知県移住支援特使櫻井つぐみさんへのインタビュー

掲載日：2025.12.01
気になる

「高知でも大きな夢を叶えられる」<br>高知県移住支援特使櫻井つぐみさんへのインタビュー

2024年パリオリンピック女子レスリング金メダリスト櫻井つぐみさんと、お父様であり監督である櫻井優史さんにお話しを伺いました。

　2024年パリオリンピック、女子レスリング・フリースタイル57kg級で、金メダルを獲得された櫻井つぐみさん。

　高校まで高知で過ごし、大学進学後は群馬県の育英大学で過ごされておりましたが、2025年の春に、高知にＵターンして帰って来られました。
　高知に帰ってこようと思った経緯や思いを、つぐみさんが地元で落ち着くお店や河川敷など、地元の香南市でインタビューしました。

　また、つぐみさんのお父様であり監督である櫻井優史さんにも、つぐみさんが帰ってくるにあたっての心境についてもお聞きしました。（つぐみさんと優史さんは別々でインタビューを行っています）
　家族の想いが溢れる、とても素晴らしいお話です。

※櫻井つぐみさんと櫻井優史さんには、スポーツを通じて高知県の魅力を発信していただくため、2023年4月から高知県移住支援特使をお願いしています。
　優史さんは1998年に香川県から高知県の教員として移住され、2004年に高知レスリングクラブを立ち上げてジュニアの育成に力を注ぎ、長女つぐみさんはその1期生として3歳からレスリングをはじめられ、華々しく活躍されています。

————　つぐみさん
　山もあるし、海もあって、川もあって、自然で遊べるのは、都会にはない高知のいいところだと思います。

　当たり前じゃないんだなっていうのに気づいたので。

　ずっと「高知が好き」っていう思いもあって、やっぱり高知にはたくさん友達もいますし、親もいますし、信頼している人が周りにいる高知っていうのが、すごい自分としても居心地がいいですし。
　レスリング面では後輩たちが頑張ってて、一緒に成長していきたいなっていう思いもあったので、高知に戻ってこようっていう気持ちになりました。

————　つぐみさん
　オリンピックで活躍することができて、みんなそこで満足したい気持ちっていうのがあると思うんですけど、やっぱりこれをきっかけに競技者の人口を増やすっていうのは、今が一番できる時だなっていうのは感じていて。

　レスリングってマイナーな競技なので、高知だったらもっと増やしてもっと大きくできるなっていう気持ちはあって、自分が関わることで“楽しい”だったりとか、“もっと強くなりたい”とか、それぞれが思ってくれたら嬉しいなと。

————　優史さん
　実際、いくつか県外の選択肢もあって、（つぐみさんも）そういう方向に行くかなと思っていたんですけど。

　最終、本人と話したときに、本人が「やっぱり高知がいい」と、「高知に帰ってきたい」と。
　「高知に帰って高知の人たちに金メダルを見せたい」とか、「高知の子どもたちにレスリングを教えたい」とか。

　やっぱり本人が高知で育ってきた過程があって、その中で、すごく大事にしてもらったり、本人が大事に思う場所があったりとか、そういったものが、すごく強く残っているんだろうなと思って。