移住者インタビュー

【北川村】20代で銀行員からゆず農家へ。移住先で見つけた、あったかい人と美しい自然に囲まれた豊かな暮らし

一覧へ戻る 【北川村】20代で銀行員からゆず農家へ。移住先で見つけた、あったかい人と美しい自然に囲まれた豊かな暮らし

高知県北川村の地域おこし協力隊制度を利用して、ゆず栽培にチャレンジされている宮本さん。「思いきって仕事を変え、移住してよかった」と話す宮本さんに、移住のきっかけや今の暮らしについてお話を伺いました。

宮本 康平さん

  • 出身地:大阪府
  • 現住所:北川村
  • 移住年:2024年
  • 職業:地域おこし協力隊(委託型・ゆず農家)

Q.北川村へ移住したきっかけを教えてください。

大学卒業後、銀行に入行し忙しい毎日を送っていました。ふと「このまま40年、この生活を続けていくのかな」と思ったときに、全く違う働き方や暮らし方がしたいなと思ったんです。当時職場で同期だった妻ともそんな話をしていた時にたまたまテレビで見たのが、北海道へ移住して地域おこし協力隊としてチーズの製造を行っている20代のご夫婦でした。

地域おこし協力隊という制度があるんだとその時に初めて知り、さらに夫婦で働けるなら自分たちもやってみたいなと。移住先は二人の地元である大阪と神戸から近いところが良かったので北陸や中国、四国に絞って、ネットで調べたり移住や農業のイベントに参加したりしました。

その中で夫婦で応募できる北川村の地域おこし協力隊を見つけて、村役場へ電話をかけたのが最初のきっかけです。

Q.農業を選んだ理由、さらに”ゆず栽培”を選んだ理由を教えてください。

今までと全く違った働き方がしたかったのと、自分自身でやることを決められる働き方が良いと思ったというのが一番の理由です。

ゆず栽培を選んだ理由は、ゆずはスイーツとして楽しめるだけでなく、料理の食材や調味料、入浴剤など色んな商品に展開できるところが魅力に感じたからです。みかんの栽培も考えたんですが色んな地域で作られているし、ちょっと変わった他にないものがいいなと思いました。

農家を目指すことに不安は無かったかとよく聞かれますが、正直全くなかったです。地域おこし協力隊として収入を得ながら学べるだけでなく、将来の独立に向けた支援もあります。

こんなに至れり尽くせりなのにもしうまく行かなかったら、それは自分が怠けていたせいかやり方が間違っているからだろうと。稼げるようになればなんとかなる、と思ってチャレンジしました。

Q.移住後の暮らしには、どんな変化がありましたか?

移住前は朝6時に家を出て出社し21時頃に帰宅する毎日だったので、なによりもまずは物理的に働く時間が減ったことが良かったです。とは言っても、今の仕事は楽しいし畑が気になって毎日見に行ってしまうんですけど(笑)。

会社員として組織で働いていた時とは違って責任は自分で取らないといけないけど、そのぶん自分でやりたいように決められるし、畑で働いている時は人と接しないので人間関係の気疲れやストレスもなくなりました。妻も移住前に比べてよく笑うようになりました。

収入は減りましたが、大阪にいた頃よりお金を使う場面が圧倒的に少なく貯金はむしろしやすくなりました。移住前は自然のある場所を求めて毎月出かけていましたが、今は自然の中で暮らせていますし休みたい日も自分で決められるので、オフシーズンの安い時期に帰省したり旅行ができるのも良いところです。

Q.北川村のどんなところに魅力を感じていますか?

北川村の魅力はあったかい村民と美しい自然、豊かな食生活だと思っています。

村の皆さんのあたたかさを感じたのは、初めて北川村を訪れたときでした。村役場の方だけでなく農家さんや村の人たちみんなが元気で、想像以上にいいところだなと思いました。その後何度かお試し滞在をしてから移住したんですが、実は初めて北川村を訪れたその時に心の中では移住を決めていました。

それに今お世話になっているゆず農家の師匠は、僕にとって初めて「こんなカッコいい大人になりたい」と思った人です。北川村の人たちはみんなあったかいし、自然は美しいし、魚や野菜やジビエなど地元でとれるものもたくさんあります。北川村に来て初めて食べたものもあります。移住して本当に良かったと思っています。

Q.移住先を決めるときに、おすすめの選び方はありますか?

現地に来て自分の目で見て、肌で感じて決めることが大事だと思います。僕たちもネット上で色々情報を集めましたが、イメージと違うところや見えていないことがあるかもしれないと思って、移住検討者向けのお試し住宅を使って何度か滞在しました。

滞在中は村役場で紹介していただいたゆず農家さんに自分たちでアポイントを取って、何度も会いに行ったりもしました。現地にいる人たちと実際に接してみるのも大事ですが、すぐに現地に行けないなら首都圏で開催されている移住イベントに参加して、話を聞いてみるのがおすすめです。

~編集後記~

仕事も暮らしも変えて、新しい世界へ飛び込んだ宮本さん。「動くなら早いうちに!僕たちも10年、20年先だったら移住できていなかったかもしれない」ともおっしゃっていました。村の住民たちとの心温まるエピソードを楽しそうにお話している姿が印象的でした。

◆◆宮本さんに直接話が聞ける!移住フェア「きてみん?ひがしこうち」◆◆
日時:2025年9月7日(日)11:00~14:00
場所:ふるさと回帰支援センター・東京 セミナールーム
住所:千代田区有楽町2丁目10-1 東京交通会館8階
お問い合わせ先:田野町役場地域振興課
☎0887-37-9316 e-mail: tano_iju@town.kochi-tano.lg.jp
↓↓事前申込受付中!↓↓
お申込はこちら

おすすめ記事

オススメコンテンツ

イベント情報や支援情報など、
最新の情報をメールでお知らせします!

Go Top