移住者インタビュー
高知県大川村に移り住んで3年目の杉山祥(さちお)さん。大川村の暮らしの魅力は、都会にはない「自分だけの特別な場所を見つける楽しさ」だと言います。 「ぜひこの楽しさを皆さんにお伝えしたい」とおっしゃる杉山さんの暮らしについて、お話を伺ってきました。
杉山 祥(さちお)さん
神奈川県から高知県、そして大川村へ
神奈川県出身の杉山さんが大川村にたどり着いたきっかけは、よさこい祭りでした。踊り子として参加するために訪れた高知に魅力を感じ、移り住みたいと考えた杉山さんは、たまたま見つけた高知県の地域おこし協力隊のインターン制度に応募します。
当時は深く考えず、高知市内に通いやすいという条件でインターン先を探していたところ、偶然にも大川村に配属が決まりました。
一念発起から始まった、村の人々との交流
たまたま決まったインターン先ではありましたが、このことがきっかけで大川村とご縁ができ、2023年4月から大川村の地域おこし協力隊として活動することになります。大川村の地域おこし協力隊の募集ミッションが豊富であったことも、杉山さんの決意を後押ししました。
協力隊1年目の主なミッションは「集落支援」。まずは、何が集落の支援になるのか定義することから始めたといいます。「自分から動かないと何も始まらない」と、ここで杉山さんは一念発起。当時は人見知りでしたが、自分から積極的に村の人々と言葉をかわすようになります。
最初は「よそ者が来ても冷たくされるのではないか」と心配していましたが、実際は真逆でした。村の人々は温かく迎え入れてくれ、立ち話から会話が弾むこともしばしば。こうして、村のコミュニティに溶け込み、イベントや物販の店番などのお手伝いを買って出た杉山さんは少しずつ信頼関係を築いていきました。
地元の人と話すことでつくりあげる「自分だけの地図」
村の人々と親しくなっていくと、思いがけない発見がありました。「あそこの滝は意外と良い景色だよ」「ちょっと行ったところに大きなケヤキの木がある」など、地元の人しか知らない、とっておきの情報を教えてもらえるようになったのです。
大川村には、ガイドブックに載っているような大規模な観光施設はほとんどありません。だからこそ、自分の足で探したり、村の人々の話を聞いたりして見つける「名もない滝」や「山の上の景色」が、何よりも特別なものに感じられます。杉山さんはこの体験を「まるでロールプレイングゲームのようだ」「自分だけの地図を作っているみたい」と表現します。誰かに与えられる観光ではなく、自ら見つける喜びがある。これが大川村の最大の魅力だと語ります。
杉山さんが案内する「ノープラン旅」
大川村を訪れる人には、ぜひこの「『自分だけの特別な場所』を見つける楽しさを体験してほしい」と言う杉山さん。そのため、観光や移住の相談などで村を案内する際は、あらかじめ行き先を決めない「ノープラン」スタイルを貫いています。
相手の話を聞きながら、興味がありそうな場所へ案内したり、景色よりも空き家巡りが好きそうなら、あえて村の古民家が建ち並ぶエリアを散策したり。その人に合わせたオーダーメイドの旅を提供することで、「自分だけの大川村の魅力」を見つけて欲しいと考えています。
「大川村に来てくれたら、そのときは私が案内します」と笑顔で話す杉山さんの言葉には、大川村の魅力を一人でも多くの人に知ってほしいという熱い想いが込められています。
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