【いこうち!活動レポート】地域の未来を紡ぐ、青い花「あわバタフライピー(蝶豆)花摘み」@集落活動センターあわ

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―地域の未来を紡ぐ青い花―
【いこうち!活動レポート】地域の未来を紡ぐ、青い花「あわバタフライピー(蝶豆)花摘み」@集落活動センターあわ
 高知県須崎市にある「集落活動センターあわ」は、地域の未来を紡ぐ活動の一環として、鮮やかな青色が特徴のバタフライピーの花摘みプログラムを開催しました。

 会長の津野さんは「たくさんの方に参加してもらえて本当にありがたいです」と笑顔でコメント。県外から訪れた2名の参加者は、地域の方々と共に汗を流して花を摘み、その後の交流会では地域の食文化に触れながら、温かく飾らない雰囲気の地域の方々との交流を楽しみました。

 バタフライピーをきっかけに、人と人、そして人と地域の繋がりが深まる一日となりました。

プログラム内容

開催期間:2025年8月1日〜9月19日(火〜金)
開催エリア:須崎市
主 催 者:集落活動センターあわ
対   象:どなたでも

①花摘み
(9:00〜)
 地域の方々が育てたバタフライピーの花を一つひとつ丁寧に摘み取る。
②交流会
(10:00〜)
 地域の方々が商品開発したバタフライピーのお茶やお菓子を味わいながら、
   地域の人々と交流する。

当日の様子

今年は天候不順やイノシシの被害もあり、バタフライピーの収穫量は例年より少なめ。厳しい日差しが照りつける中、午前9時過ぎから収穫が始まりました。

花を摘む際の「プチッ」とした独特の感触を楽しみながら、「バタフライピーの花が咲いているのを初めて見た!」「とてもきれい」といった声が次々と上がります。地域の方から「バタフライピーは太陽が昇らないと開花しないから、今の時間帯に収穫するんですよ」と説明があると、「こんな暑い中、大変ですね。気をつけてください」と温かな言葉が参加者から返されました。

バタフライピーはマメ科の植物で、花びらを摘んで、乾燥後にお菓子作りやお茶などに入れて使用します。夏の時期は毎日お花が咲くので、毎日の作業が必要です。

「いつもは2人で作業しているので、皆さんが手伝ってくれて本当にありがたい」との言葉に、参加者も心を込めて花を摘みました。
バタフライピー畑
バタフライピー畑
みんなで花を摘んでいる様子
みんなで花を摘んでいる様子

作業の合間には、摘みたての花をそのまま食べるサプライズも。参加者は「え、食べられるんですか!?」と驚きながら口にすると、「甘い」「少しピリッとする」など、さまざまな感想が飛び交いました。
約30分間の作業でしたが、参加者と地域の人々が交流し、自然の恵みを肌で感じる特別な時間となりました。
作業の合間に花をパクリ!
作業の合間に花をパクリ!
籠いっぱいに摘んだ花
籠いっぱいに摘んだ花

作業を終えた後は、バタフラピーを使ったお茶やお菓子を囲み、交流会が開かれました。
   
参加者からは「かき氷のシロップにしたらどうか」「レモンと一緒に販売して、色の変化を楽しんでもらいたい」といった新しいアイデアが次々と提案されました。さらに、開発中の商品の試食会も行われ、バタフライピーの可能性が一層広がる時間となりました。
   
「今度、このすぐ近くにゲストハウスができるから、また遊びにおいで!」という地元の方の温かい言葉に、参加者からは「また来たいです!」と弾むような返事も。

花摘み体験や地域の方々との心温まる交流は、都会ではなかなか味わえない特別な時間となりました。
バタフライピーが入ったお茶で乾杯!
バタフライピーが入ったお茶で乾杯!
会話が弾んだ交流会
会話が弾んだ交流会

参加者の声

 徳島県30代・女性の声
地域の方々と直接触れ合える機会を探していたのが、参加した一番の理由です。特に、自然や食に興味があり、このバタフライピーのプログラムを見つけてすぐに参加を決めました。普段はお茶として飲んでいるものが、まさか生で食べられるとは!実際に試食してみると、甘くて本当に美味しかったです。
高知は人とのつながりが濃く、美味しいものだけでなく、温かい交流もあって、このプログラムに参加できて本当によかったです。

 東京都50代・女性の声
普段、バタフライピーの花は乾燥したものしか見たことがなかったので、咲いているものを見て、触って、収穫できたのは貴重な体験でした。この体験を通して、食べ物一つひとつに感謝の気持ちが湧きました。
地域の方々もとても温かくて、バタフライピーだけでなく、高知の魅力もたくさん発見できました。参加できて本当によかったです。
たくさんの笑顔があふれた1日
たくさんの笑顔があふれた1日

主催者の声

持続可能な地域づくりを目指しています!
高知県須崎市にある集落活動センターあわは、地域の存続と活性化を目指して多岐にわたる活動を展開しています。耕作放棄地を活用したバタフライピー栽培もその一つ。新たな特産品を開発し、収益を生み出すことで、自立した地域づくりができると考えています。
また、移住促進による人口増加、子育て支援、世代交代の推進、夏祭りや文化祭といった伝統行事の継続にも力を入れています。
収益事業と地域活動のバランスを取りながら、誰もが安心して暮らせる、持続可能な地域の実現を目指しています。
多くの方々にバタフライピーの収穫のお手伝いをしていただきながら、地域を知ってもらえた事がとても嬉しいです。参加してくださった方とのつながりをこれからもつくっていきたいです。
バタフライピーの花を使った商品
バタフライピーの花を使った商品

「いこうち!」プロジェクト

いこうち!プロジェクトでは、高知県の地域団体が抱えるさまざまな課題を、全国から集まる皆さんの「お手伝い」を通して解決し、交流を深めることを目指しています。地域の人々と一緒に作業することで、地域の文化に触れたり、温かいおもてなしを受けたりと貴重な経験ができます。高知県内では今後も様々なプログラムが開催される予定です。地域を盛り上げたい、新しい出会いがほしい、そんな方はぜひ参加してみませんか?

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